保健師

第一印象を良くする名刺交換の方法〜学校や会社で教えてもらえないビジネスマナーの基本~

春になり、面接に向け企業見学や病院見学の連絡をとっている方も多いのではないでしょうか?

日程は無事決まったけれど

見学で失礼があったらどうしよう
ビジネスマナーが分からない

と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私も学生時代に企業や病院へ見学に行っていましたが、ビジネスマナーを知らなかったために後悔した事が沢山ありました。その中の1つが名刺交換です。

Contents

学生時代の失敗談

私が大学4年生の春に初めて企業見学をした時のことです。訪問先で挨拶をした際に、名刺をいただく機会がありました。

ビジネスマナーを知らなかった私は「ありがとうございます」と受け取ってしまいましたが、合同で見学に来ていた他大学の学生が「頂戴いたします。本日はよろしくお願いします。」としっかり対応している姿を見て、とても恥ずかしい思いをしました。

出だしが上手くいかないと会話や質問も弾まないもので後悔の残る企業見学となってしまいました。

保健師として訪問指導やセミナーで企業へ訪問させていただく際に必ず名刺交換をするのですが、今回は第一印象を良くする為に実践している名刺交換の方法について紹介していきたいと思います。

名刺交換の流れ

名刺交換の流れは①~④の流れになっています。

①挨拶
②名刺を差し出す
③名刺を受け取る
④挨拶

では一つ一つの動作について詳しく説明していきます。

①挨拶
名刺を名刺入れの上に乗せて挨拶をします。

〇〇大学(△△会社の)の〇〇と申します。よろしくお願いいたします。


②名刺を差し出す
左手で名刺入れを持ちながら右手で名刺を差し出します。

左利きだとやりにくいことがありますが右利きの方が多いので合わせます。


③名刺を受け取る
お互いの名刺入れの上に乗せて名刺を受け取ります。

頂戴いたします。


④挨拶
いただいた名刺を読み上げます。

〇〇様ですね。よろしくお願いいたします。

学生のうちは名刺がないことも多いので、挨拶のみで名前まで入れる必要はありませんが、
「〇〇様ですね。」と名前を呼ぶことで親しみやすくなり会話がスムーズに進めることができるようになります。

また名刺交換や挨拶で相手の名前の漢字の読み方が分からない場合や聞き取れなかった時は、必ず確認をするようにしましょう。

失礼ですが、名前は何とお読みすればよろしいでしょうか。

見学後の質問やお礼の挨拶の際に名前を入れると印象に残りやすくなります。
「先ほど〇〇様が△△とおっしゃっていたのはどうしてでしょうか。」
「〇〇様、見学のお時間をいただき本日はありがとうございました。」

④名刺を置く
同時交換の場合は片手ですが、同時交換でない場合や自分の名刺がなく相手から受け取るのみの場合は、両手で受け取ります。

では、続いて名刺交換のポイントについて紹介していきます。

名刺交換のポイント

名刺交換のそれぞれの動作事のポイントについてまとめていきます。

①挨拶の時
・名刺交換は目下側/訪問した側から順に行う。

名刺が無い場合は挨拶のみで大丈夫です。

相手の目を見て挨拶する

②名刺を渡す/③受け取る時
・相手が出した名刺よりも自分の名前は低い位置で渡す
・テーブル越しの名刺交換はしない

移動が難しい場合は「こちらから失礼いたします」とお伝えします。

・ポケットや財布から名刺を出さない
④名刺を置く時
・もらった名刺は席順で並べる
名刺入れの上に最も役職が高い人の名刺を置く
・縦書きの名刺は名刺入れを縦にして置く。

まとめ

今回は第一印象を決める名刺交換の流れとマナーについて紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。

この記事が第一印象を良くして企業見学をスムーズに進めるきっかけとなれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。